2010年4月30日金曜日

「最勝王〈下〉」服部真澄

★★★★☆面白かった。
唐から戻った空海だが、伊予親王が謀反の罪を着せられて亡くなってしまう。
四天王の一人となれ、と言われていた意味が、ラストに向けて明らかになる。
後半は面白かった。

「最勝王〈上〉」服部真澄

★★☆☆☆まあまあ。
空海の話。皇太弟の伊予親王に密かに仕えることとなった真魚。謎の男赤麻呂と共に、唐で流行しているという秘密教について探ろうと四国を旅する。

2010年4月28日水曜日

「マキアヴェッリ語録」塩野七生

★★★☆☆面白かった。
言わずと知れた有名人マキアヴェッリだが、その著作を読んだことはない。
作者独自の視点で、そのエッセンスを見ることができる。
時代は違うが、現代にも当てはめることはできるだろう。

「世界史未解決事件ファイル-「モナ・リサ贋作疑惑」から「アポロ11号着陸捏造疑惑」まで」日本博学倶楽部

★★★☆☆まあまあ面白かった。
世界の事件の裏側を探る。
タイタニックの話等、興味深かった。

「まとい大名」山本一力

★★★☆☆面白かった。
江戸の火消し徳太郎は、燃え広がる火事に身をささげて亡くなった。
その息子銑太郎は徳太郎の跡を継ぎ、同じく火消しに命をかける。
気持ちのよい男を書かせると非常にうまい。
ラストは若干腰砕け。

「赤い彗星-機動戦士ガンダムUC(3)」福井晴敏

★★★★☆面白かった。
続きもの。
思いがけずガンダムを操縦したバナージ。連邦軍の戦闘艦にガンダムごと収容される。
ラプラスの箱をめぐり繰り広げられる争い。
そこを「赤い彗星シャア」の再来、フル・フロンタルが急襲。バナージは再びガンダムに乗って出動する。

「管仲〈下〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
鮑叔とは敵同士の立場となった管仲。
鮑叔の主である公子小白に向かって矢を射るが、ベルトに当たって殺害できなかった。
斉の君主となった公子小白(桓公)に鮑叔は、管仲を宰相とするよう進言する。
宰相となった管仲は、桓公を覇者に押し上げる。

「管仲〈上〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
管仲と出会った鮑叔は、その異能に気付き、尊敬を失わない。
なかなか仕える人に恵まれない管仲だが、わかる人にはそのすごさがわかる。
やがて鮑叔に招かれて斉に行った管仲は、その才能の片鱗を見せる。

「孟嘗君(5)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
田文は、斉で嘗邑を与えられるが、斉を出て魏の宰相となった。
魏王の信頼は厚く、善政を続ける。
その後、請われて秦の宰相となるが、危うく命を奪われそうになるところを、食客らの働きで逃亡に成功する。
斉に戻った田文は、斉の宰相として、諸侯を束ね、秦を撃破する。

「孟嘗君(4)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
魏に勝利した田嬰らであるが、讒言で陥れられそうになる。
田文は、英傑の資質を見せ、田嬰の食客からも支持を得る。
商人として成功した白圭は、私費を投じて河川工事を進める。そこを訪れた田文は、洛巴という美女と惹かれあう。

「孟嘗君(3)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
孫子は、斉の将軍の客人となるが、その才能を生かす場を与えられない。
ある日、競馬で軍略を用いて将軍を勝たせたことをきっかけに、斉王の目にとまり、ついに孫子は斉の軍師となる。
孫子の下、斉軍は連戦連勝する。
田文はついに生母と再会。孫子の引き合わせで田嬰宅に戻る。

「孟嘗君(2)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
風洪の妹風麗の想い人は、公孫鞅であった。
秦に来た公孫鞅は、秦王の信任を得て、大改革を行う。
他方、武を捨てた風洪は、白圭と名を改め、商売の道を志す。
稀代の軍略家孫子を助けた白圭は、斉に仕官する孫子に田文を預ける。

「孟嘗君(1)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
最近読む本がなくなり、読み返しが多い。
斉の田嬰の息子として出生した田文であるが、田嬰は誕生日が不吉であると田文を殺すよう生母に命じた。
生母はひそかに田文を使用人に託して逃がせたが、奇縁で風洪に育てられる。
1巻は、主に風洪を中心に物語が進む。

「太公望〈下〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
囚われの周公を助け出し、強国召と周との同盟を成立させた望。ついに乾坤一擲の大勝負に出る。

「太公望〈中〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
流浪の果てに弧竹に到達した望ら。そこで出会った謎の老人から、望は剣を習得する。
望の軍師としての才能が輝きを見せ始める。

「太公望〈上〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
商王に一族の大半を殺され、残ったのは「望」をはじめとする6人の子どものみであった。
商王を倒すと誓う望。生き延びるために苦難の流浪生活を送る。