2014年9月12日金曜日

「海賊とよばれた男-下-」百田尚樹

★★★★★非常に面白かった。 戦後のGHQや他社との闘争を乗り切り、石油会社としての再スタートを切った国岡商店。 イランの石油を輸入しようと鐵造や社員たちが奔走する。 男気溢れる人物が多く登場。 戦後復興期の人達の並々ならぬ努力に感化され、ちょっと頑張ろうかという気になった。

「海賊とよばれた男-上-」百田尚樹

★★★★★非常に面白かった。 百田尚樹をテレビで見る機会が増え、あまりいい印象を持ってなかったが、この作品は評判通りとても面白かった。 出光の創業者の話らしい。 一代で押しも押されぬ石油会社を築き上げた国岡鐡造。社員を信じ、信念を持って石油事業に邁進する。 日田とのエピソード、社員への愛情あふれる対応など、感動的だった。

2014年9月3日水曜日

「チェルノブイリから来た少年-下-」オレスト・ステルマック

★★★★☆面白かった。 叔父のダミアンに会い、その子アダムをアメリカに連れて帰るよう頼まれたナディア。 アダムは、放射能を無効化する新薬の製造方法を握っていた。 ダミアンが準備したルートに従って、追手から逃れ、アメリカを目指す。

「チェルノブイリから来た少年-上-」オレスト・ステルマック

★★★★☆面白かった。 作者はウクライナ出身のアメリカ育ちだそうだ。 ある日、目の前で自分を訪ねてきた老人が射殺される。事件に巻き込まれたナディアは、ウクライナに向かい、チェルノブイリにいる叔父に出会う。

「ローマ亡き後の地中海世界2-海賊、そして海軍-」塩野七生

★★★★★とても面白かった。 イスラムの海賊に対抗するイタリアの各勢力。 ついにシチリアを奪回する。その後、フリードリッヒ2世などが現れ、イスラムとキリスト両勢力の関わり方にも変化が生じてくる。

「ローマ亡き後の地中海世界1-海賊、そして海軍-」塩野七生

★★★★★とても面白かった。 ついに文庫化。ローマ人の物語を読み終え、その続きが気になっていたので、ちょうど良かった。 イスラム勢力の伸張に伴い、ローマの内海であった地中海の様相は一変する。

「昭和史裁判」半藤一利・加藤陽子

★★★☆☆まあまあ。 太平洋戦争へと突入した日本。 キーパーソンとなった人物を取り上げ、その功罪を論じる。

「宿命-下-ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」楡周平

★★★★☆面白かった。 思いもよらない過去の因果が明らかに。有川美奈は、積極的に進めていたが、一転して反対に回る。 打ちのめされた宣子は、崇への復讐を誓う。

「宿命-上-ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」楡周平

★★★★☆面白かった。 大病院を経営する有川家の長男崇。大蔵官僚の崇は、政界への進出を目論むが、有力議員の娘との結婚で、それを果たそうとする。 しかし、交際中の女とのトラブルから、思いもよらず危機に陥る。

「無双の花」葉室麟

★★★★☆面白かった。 最近お気に入りの葉室麟。 西国無双と言われた立花宗茂。 関ヶ原で西軍に味方し、領地を失うが、立花の義を貫き続ける。

「一刀斎夢録-下-」浅田次郎

★★★★☆面白かった。 語り続ける一刀斎こと斉藤一。 幕末。京都から江戸、会津へと転戦。明治になってからは西南戦争に参戦する。

「一刀斎夢録-上-」浅田次郎

★★★★☆面白かった。 時は大正。剣道全国2位の実力者梶原は、一刀斎と名乗る老人に出会う。 その老人は新撰組の斉藤一だった。 梶原は、夜ごと一刀斎のもとを訪れ、新撰組の真の姿を語る。

「ケルトの封印-下-シグマフォースシリーズ5-」ジェームズ・ロリンズ

★★★★★とても面白かった。 絶体絶命のレイチェル。その命を救うために、謎を解こうとするグレイ。 戦線に復帰したモンクは、クロウと組んで、ヴィアタス社の裏側に迫る。

「ケルトの封印-上-シグマフォースシリーズ5-」ジェームズ・ロリンズ

★★★★★とても面白かった。 ケルトに伝わる「ドゥームズデイ・ブックの鍵」の謎を解くカギは? ヴァチカンで起きた殺人事件には、ある会社が関与していた。

2014年9月2日火曜日

「魔聖の迷宮-グイン・サーガ133」五代ゆう

★★★☆☆まあまあ。 ヤガで囚われの身になったフロリー。それを助け出そうとスカールやイエライシャが神殿に侵入する。

「真田太平記(3)-上田攻め-」池波正太郎

★★★★★とても面白かった。 秀吉の天下に定まろうとする中、昌幸は、徳川・北条との戦に臨むことを決意する。 上田城に籠った真田勢は、押し寄せる徳川軍を見事に撃退する。

「血槍三代-風雲編-」早乙女貢

★★★★☆とても面白かった。 完結編。九州から大阪へと向かう藤十郎。 途中、備前で宇喜多家に身を寄せる。 関ヶ原の戦いが近づく中、藤十郎の放浪も終わりを迎える。

2014年6月21日土曜日

「真田太平記(2)-秘密-」池波正太郎

★★★★★最高に面白い。
信長が横死し、世の中は秀吉対家康へと変化していく。
昌幸は、徳川、上杉、北条に囲まれながら、生き残りをかけて、上田に城を築くことを決意する。

「真田太平記(1)-天魔の夏-」池波正太郎

★★★★★お気に入りの小説。やっぱり面白い。
池波正太郎は色々出しているが、私は、この真田太平記が一番好み。
高遠城で討ち死に必死の状況にあった向井佐平次が、草の者のお江に命を助けられ、信州の真田家に。そこで生涯の主、源二郎、後の真田幸村と出会う。



「血槍三代-愛欲編-」早乙女貢

★★★★☆ますます面白くなってきた。
第2巻は、佐々成政の客将として、肥後の地侍らと対決。
女海賊、女忍者あり、藤十郎が更に活躍する。

「血槍三代-青春編-」早乙女貢

★★★★☆とても面白かった。
水野藤十郎勝重が主人公。
快活な性格で、槍の名手。女にももてる藤十郎。
徳川家康の親類でありながら、出奔して秀吉に仕え・・・、と豪快なエピソード満載。
昔読んだのを読み返したが、面白かった。

2014年6月12日木曜日

「ジェノサイド-下-」高野和明

★★★☆☆まあまあ。
薄っぺらい感じの話に終始した感じ。ストーリーに意外性はない。
新人類の子を守り日本まで送り届けようとするイエーガーら。
他方、日本の研人は、創薬に取り組む。


「ジェノサイド-上-」高野和明

★★★☆☆まあまあ。
薬学部の主人公の下に、父親の死後、謎のメールが届く。
メッセージに従って行動したところ、人智を超えた創薬のソフトに出会う。
他方、アフリカで発見された進化した人類の抹殺を企てる米国。
二つのエピソードが並行して進んでいく。


2014年6月4日水曜日

「謙信の軍配者-下-」富樫倫太郎

★★★★★とても面白いシリーズだった。
川中島の合戦を通じての信玄、謙信の争いがメイン。
勘助、小太郎、冬之介、それぞれの最期を描く。
続編を期待するのはちょっと厳しいか。

「謙信の軍配者-上-」富樫倫太郎

★★★★☆面白かった。
軍配者シリーズ三部作の最終作。
主人公は冬之介。名を宇佐美と変え、謙信の下にいた。
軍事的な天才謙信の存在から活躍の場は乏しいが、勘助、小太郎と知略を尽くして戦うことを生きがいに、戦いの日々を送る。
話としては、勘助のエピソードが多い。

2014年5月25日日曜日

「ロスジェネの逆襲」池井戸潤

★★★★★確かに面白い。
話題の半沢直樹。証券会社に出向中、銀行からの思わぬ横やりで窮地に陥った半沢。
起死回生の一手はあるか。

「大江戸釣客伝-下-」夢枕獏

★★★★☆とても面白かった。
ついに釣りが禁止され、隠れて釣りをした者は島流しや死罪になるように。
赤穂浪士の討ち入りを経て、津軽采女の心は益々釣りへと向かう。

「大江戸釣客伝-上-」夢枕獏

★★★★☆とても面白かった。
将軍綱吉の時代。生類憐みの令が出される中、釣りに興じる男たちの話。

「風渡る」葉室麟

★★★★☆とても面白かった。
若き日の黒田官兵衛が主人公。
キリスト教との関わりを中心に描かれている。
修道士ジョアンのサイドストーリーもあり。

「陰陽師-醍醐ノ巻-」夢枕獏

★★★★☆とても面白かった。
久々の新作。
独特の世界観が好きで、この作品を読み続けているが、本作も面白かった。
あちこちで伽羅の匂いを残して消える女の話、化け物に助けられ他言しないと約束したが、その約束を破った男の話等々。

「世界史 上」ウィリアム・H・マクニール

★★★★☆面白かった。
世界史を文庫2冊で一通り扱う。
当然ながら、それぞれの記載はそれほど詳細ではないが、文明社会がどのように発展していったのか、大きな流れを感じることができる。

「黄昏の岸 暁の天 十二国記 」小野不由美

★★★★☆とても面白かった。
久々の長編新作。
舞台は戴国。王も麒麟も行方知れずに。
戴国の将軍李斉は、援助を求め、満身創痍で隣国の慶国にたどり着く。

「ボルジア家風雲録-下-智将チェーザレの激闘」アレクサンドル・デュマ

★★★★☆面白かった。
チェーザレが活躍し、教皇の勢力は益々強大に。
しかし、教皇の死から、チェーザレの運命は一転する。

「ボルジア家風雲録-上-教皇一族の野望」アレクサンドル・デュマ

★★★★☆面白かった。
何気なく本屋で手に取ったが、読んでみると昔の作品とは思えないくらいスリリングな展開で面白かった。
ボルジア家が教皇の地位を利用して勢力を拡大していく。

「ウバールの悪魔-下-シグマフォースシリーズ0-」ジェームズ・ロリンズ

★★★★★非常に面白かった。
拉致されたサフィアは、謎を一つ一つ解き、核心へと近づいて行く。
それを追うペインターら。
ウバールの秘密とは。

「ウバールの悪魔-上-シグマフォースシリーズ0-」ジェームズ・ロリンズ

★★★★★非常に面白かった。
最新作だが、内容的にはシグマフォース創成期の話。
深夜の大英博物館で起きた爆発から、古代の謎解きが始まる。

「ナニワ・モンスター」海堂尊

★★★☆☆まあまあ。
なにわに新型インフルエンザが上陸。
過度な対応に関西の経済がマヒする。
陰謀に立ち向かう村雨知事ら。

「サイロンの挽歌」宵野ゆめ

★★★☆☆まあまあ。
グインサーガ続編。
サイロンで拡がる災厄に、グインはどう立ち向かうのか。

「輝天炎上」海堂尊

★★☆☆☆いまいち。
ケルベロスと内容的にはかぶりまくり。
視点が変わっていることの面白さもあまりない。
あんなに面白かったのに残念。

「ケルベロスの肖像」海堂尊

★★★☆☆ふつう。
内輪ウケの感じが、作品が後になるにつれ強くなる。
ここまで読んだので、最後まで読もうとは思うが、正直あまり面白くはない。

「偉大なる、しゅららぼん」万城目学

★★★★☆面白かった。
独特の不思議さで、面白かった。
主人公は、昔から続く特殊能力を持つ家系の一員。中学を卒業し、本家のある高校へと行かされるが、度重なるハプニングが。



「華胥の幽夢-十二国記-」小野不由美

★★★★☆面白かった。
再開した十二国記。短編集。
陽子と楽俊のエピソードを読んで、昔読んだ第1巻を読み直してみようと思った。

「朱元璋-皇帝の貌-」小前亮

★★★★☆面白かった。
明の初代皇帝朱元璋の半生。
貧しい生まれの朱元璋は、元への反乱軍の中で次第に頭角をあらわしていく。
 

「蜩ノ記」葉室麟

★★★★☆面白かった。
檀野庄三郎は不始末を犯し、3年後の切腹が決まっている秋谷の下に行くこととなった。
秋谷は、藩の歴史を書き綴り続けていた。
秋谷に身近に接するにつれ、庄三郎はその無実を信じるようになる。
果たして真相はどうだったのか。

「翔る合戦屋」北沢秋

★★★★★とても面白かった。
合戦屋シリーズも一区切り。
武田と張り合う第三の勢力になろうと奔走する一徹。
その実力は群を抜いており、鮮やかな軍略で領土を広げていく。
そして、武田との最終決戦を迎えた。
今後の展開に含みを残す最後だったので、是非続編に期待したい。

「奔る合戦屋(下)」北沢秋

★★★★★とても面白かった。
実力がありすぎる一徹を煙たがる義清。
両者の関係が冷え込む中、武田との雌雄をかけた一戦が。
一徹が村上家を去るまでの話。

「奔る合戦屋(上)」北沢秋

★★★★★とても面白かった。
1作目からは時代が遡り、石堂一徹若かりし頃の話。
村上義清に仕える一徹。その戦略眼は確かで、連戦連勝を続ける。
妻朝日とも仲睦まじく、家臣の団結も強い。
他方、隣国武田家には、若き晴信が頭角をあらわしつつあった。

「哄う合戦屋」北沢秋

★★★★★ここ最近では一番面白かった。
信濃の小国を訪れた石堂一徹。
合戦のプロとして、抜きんでた存在だが、未だうまく使いこなす君主は見当たらず。
果たして天下に名をとどろかすことは出来るのか。
文体も読みやすく、展開もスピード感があり、面白かった。

「信玄の軍配者-下-」富樫倫太郎

★★★★★後半に向けて、どんどん面白くなっていった。

武田家の中で、才能を発揮していく勘助。
やがて迎えた危機の中で、旧友と再会する。



「信玄の軍配者-上-」富樫倫太郎

★★★★☆とても面白かった。
前作よりは、ちょっと展開の面白さには欠けたが、内容的には面白かった。
駿河の今川家で無為の日々を過ごしていた山本勘助が、武田信虎と出会う。
甲斐に逃れた勘助は、若き信玄と出会う。

「早雲の軍配者-下-」富樫倫太郎

★★★★★とても面白かった。
足利学校での日々を終え、相模に戻った小太郎。
北条家の命運をかけた一戦が始まろうとしていた。
続編を読むのが楽しみ。

「早雲の軍配者-上-」富樫倫太郎

★★★★★とても面白かった。
伊勢宗瑞こと北条早雲に見出された風間小太郎は、氏康の軍配者となるべく手ほどきを受ける。
足利学校に向かう途中、後の山本勘助にも出会い、親交を深める。
引き込まれる展開で最後まで一気に読めた。

2014年4月29日火曜日

「史記-武帝紀7-」北方謙三

★★★★☆とても面白かった。
匈奴に大敗した漢。大規模な匈奴戦はもはや難しい状況に。
武帝は自らの死を前に、後継者を定める。

「史記-武帝紀6-」北方謙三

★★★★☆とても面白かった。
忍び寄る老いの影響が隠せない武帝。
匈奴では、李陵と蘇武が再開する。

「刀伊入寇-藤原隆家の闘い-」葉室麟

★★★☆☆面白かった。
藤原道長全盛期のころ、藤原隆家は、渤海の遺民である「刀伊」と国の存亡をかけての一戦に臨む。
最近、葉室麟がお気に入り。

「ルーズヴェルト・ゲーム」池井戸潤

★★★★☆とても面白かった。
最近人気の池井戸潤。ドラマも始まるということで、原作を読んでみた。
中堅電子部品メーカーと、その会社の実業団野球部が生き残りをかけて勝負に挑む。