2011年11月13日日曜日

「三国志〈第10巻〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
諸葛孔明が亡くなり、蜀は危機に陥る。
他方で魏は、英明な曹叡のもと、呉を撃退し、遼東を制する。

「知れば知るほど面白い-古代韓国の歴史と英雄-」康熙奉

★★★★☆面白かった。
続編。韓流ドラマの背景がわかり、面白い。
もっと興味を持ってみることができそう。

「知れば知るほど面白い-朝鮮王朝の歴史と人物-」康熙奉

★★★★☆面白かった。
韓流ドラマをよく見るが、一度、歴史のことを知りたかったところだったので、ちょうどいい作品だった。
韓国の歴史も面白そう。興味を持った。

「遊牧民から見た世界史-増補版」杉山正明

★★★★★とても面白かった。
世界史を遊牧民の側から見た本ということで、目新しく感じて購入。
とても面白かった。
作者の言う通り、これまで自分が中国、西欧中心の歴史しか知らなかったのだと実感した。

「研ぎ師太吉」山本一力

★★★★☆面白かった。
研ぎ師の太吉は腕のいい職人。そこへ訪ねてきた若い女性。
その女性が事件に巻き込まれる。太吉は謎をとけるのか。

「一命」滝口康彦

★★☆☆☆まあまあ。
この中の1編が映画化されたということで、どんな話か読んでみた。
元の話は短く、これが2時間近くの映画になるというのも不思議だ。
たいした話でもない。

「羽生善治-考える力」羽生善治

★★★★☆面白かった。
羽生善治のこれまでの将棋人生について書いた本。
これを読むと、改めて羽生善治が別格とわかる。

「覇王の番人(下)」真保裕一

★★★★☆面白かった。
織田軍の中で存在感を増していく光秀。競争相手が功名争いをする間、義に篤い光秀の存在感が増していく。そして起こった本能寺の変。
光秀の運命はどうなるのか。

「覇王の番人(上)」真保裕一

★★★★☆面白かった。
明智光秀が主人公。評価が低くなりがちな明智光秀だが、この作品ではとても優秀で人を引き付ける人物として描かれている。

2011年11月11日金曜日

「乱神(下)」高嶋哲夫

★★★★☆面白かった。
迫るモンゴル軍の襲来。騎士たちは、鎌倉武士たちの反感を買いつつも、対モンゴル戦の指導を続ける。

「乱神(上)」高嶋哲夫

★★★★☆面白かった。
鎌倉時代、北条時宗の時代。英国の騎士が九州に漂着。
迫るモンゴル軍との戦いに身を投じる。

「楊令伝-猩紅の章-」北方謙三

★★★☆☆まあまあ面白かった。
南の戦いは収束する。終結する梁山泊軍。その姿は一つの国のようである。
 

「楊令伝-雷霆の章-」北方謙三

★★★☆☆まあまあ面白かった。
第4巻。新生梁山泊が本格始動。南では方臘と童貫の戦いが続く。北では趙安と旧遼軍が対峙。



「犬も食わない-上沼さんちの夫婦げんか事件簿-」上沼恵美子

★★☆☆☆ふつう。 上沼夫妻の喧嘩の話。 めんどくさい夫であるが、愛情を感じる。

2011年9月4日日曜日

「沈まぬ太陽〈5〉会長室篇-下」山崎豊子

★★★★★とても面白かった。
空の安全のためと改革を断行する国見。それに腐敗にまみれた勢力が反旗を翻す。
航空会社を食い物にする政治家の圧力も加わり、国見は追い込まれる。
恩地にも過酷な対応が。

「沈まぬ太陽〈4〉会長室篇-上」山崎豊子

★★★★★とても面白かった。
危機に直面した国民航空に、関西紡績の国見が会長として送り込まれる。
次々に明らかになる腐敗の実態。
恩地は、会長室に抜擢され、それらに立ち向かう。

「沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇」山崎豊子

★★★★☆面白かったが、しんどい。
飛行機事故で520名が犠牲に。
日本に帰国し、閑職に追いやられていた恩地だが、山岳部員として墜落現場に向かったのをきっかけに遺族と接する最前線に立たされる。
描写が具体的で、真に迫るものがあるが、それだけに読んでいくのがしんどい気がした。

「沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇-下」山崎豊子

★★★★★とても面白かった。
恩地のアフリカでの左遷の日々は続く。その間も上層部から加えられる圧力。
しかし、労組委員長の国会での発言をきっかけに、左遷人事問題が世間の注目を浴びることに。

「沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇-上」山崎豊子

★★★★★とても面白かった。
読み応えのある本格的な小説という感じ。
国民航空のエリート社員である恩地は、労働組合活動に尽力した結果、すさまじい左遷の日々を送る。
綿密な取材をもとにしたというだけに、話の内容に現実味がある。


「税金ハンドブック-2011年版-」辻・本郷税理士法人

★★★☆☆役に立った。
税金のことを横断的に平易に解説してある本。
てっとり早く知るには適していた。

「ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉」塩野七生

★★★★★とても面白かった。
蛮族に蹂躙されるローマ。もはやローマを救うことのできる者はいなくなる。
遂にローマ帝国が滅亡する。

「ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉」塩野七生

★★★★★とても面白かった。
遂に最終シリーズ。ローマ帝国は、もはや侵入する蛮族を排除できない状態に陥る。
盾となる人物も内部の確執で殺害される。

「楊令伝-盤紆の章」北方謙三

★★★☆☆まあまあ。
第3巻。楊令が梁山泊の首領に就任。
拠点もでき、旗も掲げ、宋を倒す戦いが本格化する。
南では、方臘の反乱が拡大する。
童貫のもとには若き岳飛が。

「京洛斬鬼―介錯人・野晒唐十郎番外編」鳥羽亮

★★★☆☆まあまあ。
続き物の番外編。
いきなり読んだので、いまいち入り込めず。
江戸末期、夷誅隊を名乗る浪人集団を壊滅させるべく奔走する。

「孟夏の太陽」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
春秋時代、晋の大臣趙盾は、王と対立することとなる。
その子孫が全滅の危機を逃れ、再び隆盛を迎える様を描く。

「王家の風日」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
殷(商)末期、帝の弟箕子は、国を滅亡から救おうと紛争するが、周の勢いは止まらない。

2011年8月11日木曜日

「憚りながら」後藤忠政

★★★★☆面白かった。
後藤組元組長の自伝のようなもの。
所々共感するところもあったが、物の見方はやはり暴力団という感じ。
業界の裏話的な感じで興味深い。

「華栄の丘」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
久しぶりに読み返した。
宋の華栄は、凡庸とみられていたが、動乱の時代の中、信を立て難局を乗り切る名宰相となった。

「転生」篠田節子

★★☆☆☆いまいち。
不審の死を遂げたパンチェンラマ10世のミイラがよみがえった。
中国に抑圧されるチベットをめぐるが、その中で知った核利用の計画を潰そうと奔走する。
題材はいいが、話はなんかいまいち。


「楊令伝-辺烽の章-」北方謙三

★★★★☆面白かった。
楊令を探し出した武松ら。楊令に頭領として戻るよう求めるが、断られる。
梁山泊軍は、本拠を南に移し、本格的に活動を始める。

「楊令伝-玄旗の章-」北方謙三

★★★★☆面白かった。
文庫になったのを待って購入。
梁山泊陥落から3年。再起を図ろうとする梁山泊の面々。
頭領になることを期待される楊令だが、行方不明。

2011年8月6日土曜日

「大聖堂―果てしなき世界-下」ケン・フォレット

★★★★☆面白かった。
街に戻ったマーティンは、大聖堂の塔を再建する。
カリスとも関係を修復。
カリスは女子修道院長の地位を捨てる。

「大聖堂―果てしなき世界-中」ケン・フォレット

★★★★☆面白かった。
建築家として皆の信頼を獲得するマーティンだが、陰謀により街を出ることに。
他方カリスは魔女の疑いをかけられ、それを逃れるため修道女となる。

「大聖堂―果てしなき世界-上」ケン・フォレット

★★★★☆面白かった。
前作大聖堂から150年ほど経った設定。
ジャックの子孫マーティンを中心に物語が進む。

2011年6月12日日曜日

「プリンセス・トヨトミ」万城目学

★★★★☆とても面白かった。
会計検査院の3人が向かうのは大阪。
ある団体を調べる中で、大阪に隠された壮大な秘密に触れることに。
映画の宣伝を見て購入したが、予想できない展開で面白かった。

「天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編」上橋菜穂子

★★★★★非常に面白かった。
新ヨゴ国に向かう軍勢。チャグムはロタとカンバルの支援を受け、祖国に向かう。
ナユグの状況も緊迫。
守り人シリーズの締めにふさわしい終わり方だった思う。
短編でよいので、別のエピソードも書いてほしいものだ。

「天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編」上橋菜穂子

★★★★★非常に面白かった。
チャグムを追ってカンバル王国に向かうバルサ。遂にチャグムとの再会を果たす。
緊迫する情勢。タンダは徴兵され最前線に。
カンバル王を味方につけることはできるのか。

「天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編」上橋菜穂子

★★★★☆とても面白かった。
海に身を投げたチャグムの行方を探しに、バルサはロタ王国へ。
陰謀の渦の中で、チャグムを見つけることはできるのか。
ナユグの様子にも変化が。

2011年6月4日土曜日

「文庫版-豆腐小僧双六道中ふりだし-」京極夏彦

★★★★☆面白かった。
京極夏彦は、分厚いので読み始めるのに覚悟がいるけど、読んでいると長さは感じない。
豆腐小僧がなぜか他の妖怪と出会い、成り行きで旅に出ることに。
行く先々で遭遇する妖怪らとのユーモアあふれるやり取りが面白かった。

「虹の彼方に(下)-機動戦士ガンダムUC(10)」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ
最終回。
ラプラスの箱の中身が遂に明かされる。
そして、最後の戦いに・・・。
まあ、うまくまとめたな、という感じだが、驚くような内容でもなかった。

2011年5月29日日曜日

「李嗣源(下)」仁木英之

★★★☆☆後半にかけていまいち。
前半であれだけ生き生きと描いていた登場人物(特に女性)が後半ほとんど登場しない。
尻切れトンボな印象。
李克用の息子の時代になり、内部の政争が激しくなる。ついに李嗣源にも讒言が。

「李嗣源(上)」仁木英之

★★★★☆とても面白かった。
中国後唐の名君李嗣源の生涯を描く。
沙陀の族長の息子ボギレは、唐末期の混乱の中、勢力を拡大する李克用の仮子となり、戦闘に明け暮れる日々を送る。
その抜きん出た武勇は皆の尊敬を得る。

「古城の風景〈3〉北条の城-北条水軍の城」宮城谷昌光

★★★☆☆まあまあ。
北条家の城を中心にめぐる。
歴史小話が色々入っていて面白かった。
北条早雲という人は無名の放浪者ではなかったのだね。

「阪急電車」有川浩

★★★★☆面白かった。
映画のCMを見てなんとなく購入したが、面白かった。
阪急電車の中での出来事をオムニバス形式で描くが、全体としてまとまっている。
知った駅名が出てくるのでうれしい。

2011年5月20日金曜日

「大聖堂-下」ケン・フォレット

★★★★☆面白かった。
諸国を廻った後、建築家として戻ってきたジャック。
奇跡の聖母像も持参し、修道院に活気が戻る。
因縁の対決もいよいよ終盤。

「コインロッカー・ベイビーズ」村上龍

★★★☆☆まあまあ。
コインロッカーで拾われた2人の子どもの話。
私には文体がちょっと合わない。読みづらい。

「わたしは英国王に給仕した」ボフミル・フラバル

★★★★☆面白かった。
ホテルの給仕として働く主人公が体験談を語る形式で話が進む。
不思議な雰囲気の話。

「パーフェクト・ブルー」宮部みゆき

★★★★☆面白かった。
高校野球のスーパースターが、殺害され燃やされる事件が起こった。弟の進也がそれを目撃する。
探偵事務所の加代子とともに、事件の真相に迫る。
犬の視点で話が進む。

「新三河物語〈下〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
徳川の天下となり、大久保一族も大いに繁栄する。しかし、忠世、忠佐が亡くなり、大久保一族を陥れようとする勢力が伸長する。
絶体絶命の状況の中、忠教が立ち上がる。

「新三河物語〈中〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
武田との激闘で徳川軍は惨敗した。しかし、信玄の死後、織田との連合軍で勝頼を打ち破る。
大久保忠世、忠佐兄弟の活躍が光る。

「新三河物語〈上〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
桶狭間の合戦を機に、家康と大久保一族の運命は大きく変わる。
独立を果たし、勢力を保つため、大久保忠俊の懸命の進退が光る。

2011年4月7日木曜日

「虹の彼方に(上)-機動戦士ガンダムUC(9)」福井晴敏

★★★★☆とても面白かった。
話は佳境に。
ネオジオン軍が待ち受けるインダストリアル7に向かう。
バナージとマリーダを中心に、包囲網を抜きにかかる。
フロンタルら主要な登場人物は皆登場。
ラストに期待させる。これで最後、箱の中身がつまらんかったらどうしよう。

「死ぬかと思った〈1〉」林雄司

★★★☆☆面白い。
日常のちょっとした「死ぬかと思った」体験を集めたもの。
掲示板が元らしい。
軽い感じでよい。

「極北クレイマー-下-」海堂尊

★★★★☆とても面白かった。
病院のメンバーそれぞれの事情も徐々に明らかになる。
医療過誤問題は、ついに医師の逮捕にまで発展。
ラストでは、久しぶりに見る名前が。
ただ、終わり方は中途半端で消化不良。

「極北クレイマー-上-」海堂尊

★★★☆☆面白い。
極北市のさびれた病院に赴任した今中。
赤字まみれの病院、市の怠惰な雰囲気に呑まれつつ日々を過ごす。
そんななか、病院で唯一評判の産婦人科医に医療過誤の疑惑が。
なじみのメンバーも出現。

「大聖堂-中-」ケン・フォレット

★★★★☆面白くなってきた。
フィリップの機転もあり、順調に進む大聖堂建築。それを嫉妬するハムレイが焼き討ちに。
トムが犠牲になってしまう。
ジャックとアリエナの関係も進展。

「大聖堂-上-」ケン・フォレット

★★★☆☆面白い。
NHKのドラマをみて購入。
キングスブリッジの大聖堂建設にまつわる話。
ドラマでは端折っていて、意味がよくわからなかった部分がわかってよかった。
より人間描写が細かくなった感じ。

2011年3月17日木曜日

「忍びの国」和田竜

★★★☆☆まあまあ面白かった。
戦国時代、伊賀と伊勢の争い。
織田信雄は父信長の圧力を受けながら、伊賀攻略に臨む。

「ヒプノスの回廊―グイン・サーガ外伝〈22〉」栗本薫

★★★☆☆まあまあ。
栗本薫が亡くなり、止まってしまったグインサーガ。遺作を集めた短編集。
内容的にはまあまあ。誰か本編の続きを書かないものか。

「中原の虹-(4)」浅田次郎

★★★★☆面白かった。
最終巻。春児と春雷の兄弟がついに再会する。
清の滅亡後、混乱する中国。張作霖はどうするのか。

「中原の虹-(3)」浅田次郎

★★★★☆面白かった。
遂に清は滅亡する。袁世凱は一時干されていたが、中央に呼び戻される。
張作霖はついに東北を支配。

「中原の虹-(2)」浅田次郎

★★★★☆面白かった。
西太后は清を自らの手で滅ぼすと決めた。
他方で張作霖は、東北で勢力を伸ばしていく。

「中原の虹-(1)」浅田次郎

★★★★☆面白い。
張作霖とその子分になった李春雷が主人公。
蒼穹の昴の続編のような作品。
龍玉を手に入れた馬賊張作霖。清の建国の話と重ね合わせて話が進む。

2011年2月14日月曜日

「長宗我部」長宗我部友親

★★★★☆面白かった。
長宗我部一族の系譜を一族の末裔がたどる。
元親以外は知らなかったが、色々ドラマがあるものだと思った。

「珍妃の井戸」浅田次郎

★★★☆☆まあまあ。
清王朝末期の北京。列強による侵略行為に問題はなかったかを調査するために派遣された英国貴族に、皇帝の妃が殺害されたと知らせる謎の女性。
独、露、日の貴族と共に原因を調査する。
聞き取りの形式で徐々に当時の状況が明らかになってくる。

「宇宙と惑星と-機動戦士ガンダムUC(8)」福井晴敏

★★★★☆面白かった。
成り行きでともに行動することになった連邦とネオ・ジオンの不信はぬぐえない。

2011年1月21日金曜日

「オカマだけどOLやってます。完全版」能町みね子

★★★★☆面白かった。
オカマの男性が、女として会社に入り、手術を受ける直前までのことを綴った。元はブログらしい。
文章もうまく、内容もおもしろかった。

「新釈-水滸伝〈下〉」津本陽

★★★☆☆まあまあ。
水滸伝の続き。原本に近いのか?
ある程度梁山泊に集まったところで終わってしまい、少し消化不良。

「新釈-水滸伝〈上〉」津本陽

★★★☆☆まあまあ。
言わずと知れた水滸伝。
わかりやすい文体。

「信長の傭兵」津本陽

★★★★☆面白かった。
鉄砲集団の根来衆の長、津田監物の話。
抜群の鉄砲の腕をもち、それで世を渡る根来衆。信長に目を掛けられ、その覇業に手を貸す。