2010年12月22日水曜日

「切羽-―密命・潰し合い中山道〈巻之二十四〉」佐伯泰英

★★☆☆☆いまいち。
だらだらと続いており、当初のものに比べると面白さは半減。
それでもようやく次巻では剣術大会に入れるか。
惣三郎と桂次郎が、大会に出場すべく、江戸に向かう。

「天皇家一八〇〇年の謎と秘められた歴史」鈴木亨

★★★☆☆面白かった。
天皇家の歴史について書いた本。ひとまとめに古代から現代まで書いてあって、読み応えがあった。

2010年12月17日金曜日

「黒いユニコーン-機動戦士ガンダムUC(7)」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ。
黒いユニコーンに捕まったユニコーンとバナージ。
宇宙に上がろうとするマーサだが、ガランシェールがそれを阻止しようと企てる。

「ICO-霧の城-(下)」宮部みゆき

★★★★☆面白かった。
霧の城で出会った少女を助け出そうとするイコ。
少女の思い出と現実の間で、霧の城の謎が解かれていく。

「ICO-霧の城-(上)」宮部みゆき

★★★★☆面白かった。
宮部みゆきは久しぶりだが、多作にかかわらず、一定のレベルを保ち続けているのは偉い。
ファンタジー。
数十年に一度生まれるニエの子イコ。霧の城への生贄とされる運命と諭され成長する。
特別な御印をつけたイコは、帰ってくると言って村を出立する。

「思考の整理学」外山滋比古

★★★★☆参考になった。
東大、京大で読まれる、というのは眉唾ものだが、日本には、グライダー型の人間が増えている、という書き出しに惹かれて購入。
自分で考える能力が必要、と感じさせるには良い本と思う。

2010年12月10日金曜日

「物語-エルサレムの歴史―旧約聖書以前からパレスチナ和平まで-」笈川博一

★★★★☆面白かった。
これまでのエルサレルの歴史をコンパクトにまとめた1冊。
わかりやすい記述で、大まかな経緯をつかむことができた。

「風の陣【風雲篇】」高橋克彦

★★★★☆面白い。
シリーズ第4弾。道鏡が天皇位の譲位を受けようとして失敗。権勢に陰りが見える。
天鈴、嶋足は、蝦夷の平和を求め、道鏡の勢力の駆逐を狙う。

2010年11月24日水曜日

「三国志〈第9巻〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
諸葛孔明の北伐。泣いて馬謖を切る。
孔明の軍事的能力に対する作者の評価は辛い。
終わりが近づいてきた感じ。

「古城の風景〈2〉一向一揆の城-徳川の城-今川の城」宮城谷昌光

★★★☆☆面白かった。
作者が城巡りをしながら、歴史的な背景などについて解説。作品とも関連があって、面白く読んだ。

「青雲はるかに-下」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
長い潜伏の期間を経て、ついに茫雎が秦で活躍する。宰相となった茫雎は、秦による中華統一に向けて一歩を踏み出す。
魏斉への復讐はかなうのか。

「青雲はるかに-上」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
読む本が手元になく、読み返した。
戦国時代の秦の名宰相范雎の話。大望を抱きつつ諸国をめぐる范雎。魏の高官に仕えたが、冤罪で死にかける。
復讐を誓った范雎。人との出会いを経て、人格的にも大きく成長していく。

「ひかりの剣」海堂尊

★★☆☆☆あまり面白くなかった。
チーム・バチスタシリーズの1作。他の作品の登場人物の過去の話ということで、それなりに面白いが、単体としてみるといまいち。
速水と清川が医大の剣道大会で激突。

「天平の三姉妹―聖武皇女の矜持と悲劇」遠山美都男

★★★★☆面白かった。
聖武天皇の3皇女がどのような人生を送ったかを作者の視点から解説。
天皇位の継承についての作者の考えには納得した。

「シモネッタのデカメロン―イタリア的恋愛のススメ」田丸公美子

★★★★★とても面白かった。
作者の見分したイタリア人の恋愛体験談。
恐るべしイタリア男性。

「のぼうの城-下」和田竜

★★★★☆面白かった。
後半。
三成は念願の水攻めを決行。絶体絶命に思われたが、長親の行動で事態は変わる。

「のぼうの城-上」和田竜

★★★★☆面白かった。
前評判のよい作品だったので、文庫になってすぐ購入。
最初から最後まで、一気に読めた。ただ、そこまで絶賛するほどでもない。
秀吉の北条攻めの中、忍城を守る成田長親は、開城の方針を突如転換し、籠城する。
攻めるのは石田三成。

「黒い悪魔」佐藤賢一

★★★★☆面白かった。
アレクサンドル・デュマの父の話。黒人とのハーフのデュマは、優れた肉体を生かして、軍隊で活躍。異例の昇進を遂げる。
そこに立ちはだかったのは、ナポレオンであった。

「重力の井戸の底で-機動戦士ガンダムUC(6)」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ。
主要人物は皆地球に。地球連邦首都ダカールにイスラム系の反政府組織が攻撃する。

2010年9月30日木曜日

「東京島」桐野夏生

★★★★☆面白かった。
映画の番宣を見て購入。無人島に女が一人で奪い合いが起こる、と言うだけの話かと思っていたが、そうでもなく、面白かった。

2010年9月29日水曜日

「生物と無生物のあいだ」福岡伸一

★★★★★とても面白かった。
生物とは何か、といった根源的な問いについて、DNA発見の歴史的経緯等を順に解説しながら検討する。
化学の素養のない者にもわかりやすい平易な文章で、苦にならずに読み通すことができた。

「伊達政宗、最期の日々」小林千草

★★★★☆面白かった。
伊達正宗の亡くなる直前の様子を、小姓の書き物から解説。
戦国の雄だけあって、その最期は見事。

「ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉」塩野七生

★★★★★とても面白かった。
ユリアヌスが倒れ、彼の反キリスト教化の努力は水泡に帰す。
主役は司教アンブロシウスに。
キリスト教化はもはや後戻りできないほどに進む。

「ローマ人の物語〈39〉キリストの勝利〈中〉」塩野七生

★★★★★とても面白かった。
突然、副帝となったユリアヌスだが、ガリアで実績を積み重ねる。
遂には正帝の地位も手に入れ、それまでのキリスト教化に逆行する政策を推し進める。
後10年間彼が正帝でいられれば、歴史は大きく変わっていたと感じた。

2010年9月28日火曜日

「ローマ人の物語〈38〉キリストの勝利〈上〉」塩野七生

★★★★★とても面白かった。
ようやく文庫版の続きが出た。
キリスト教を重視する立場が明確に打ち出され、ローマ帝国の様相も変わる。
ローマ帝国らしさが失われていく様は残念でならない。

「ジーン・ワルツ」海堂尊

★★★☆☆まあまあ面白かった。
不妊治療がテーマ。主人公は産婦人科医の曽根崎理恵。帝都大医学部に所属しながら、民間の産婦人科医院で不妊治療に取り組む。
巷で話題になった代理母の問題などを取り上げる。
他の作品に比べると、小説自体の読後感は劣る。

2010年8月12日木曜日

「蒼路の旅人」上橋菜穂子

★★★☆☆まあまあ面白かった。
守り人シリーズの番外編とでもいうべき「旅人」シリーズ。
チャグムが主人公。
迫るタルシュ帝国の脅威に、帝は対応できない。思わず口にしてしまった一言で、罠とわかってサンガル国救援に向かうことに。

「ラプラスの亡霊-機動戦士ガンダムUC(5)」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ面白かった。
バナージとマリーダは交戦後、連邦軍に収容される。ラプラスの箱の所在を示す座標には、「ラプラス」の残骸が。
ネオ・ジオンも箱を求めて行動する。

2010年8月9日月曜日

「わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉」塩野七生

★★★★☆面白かった。
第3巻。マキアヴェッリは何を考えたか。
職を失い、気の毒なマキアヴェッリ。
しかし、このことがなければ著作はなかったであろう。喜劇も書いていたとは驚いた。

「わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈2〉」塩野七生

★★★★☆面白い。
第2巻。マキアヴェッリは何をしたか、がテーマ。
マキアヴェッリが官僚として活躍していたとは知らなかった。

「わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉」塩野七生

★★★★☆面白かった。
ルネサンス期の知識人マキアヴェッリの生涯。
第1巻はマキアヴェッリは何を見たか、とテーマとする。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海

★★★☆☆まあまあ。
小説としては特に面白みはないが、ドラッガーの紹介という点ではわかりやすくてよい。
高校野球部のマネージャーが、間違えてドラッガーの本を買う、という話。

「そうだったのか-現代史パート2」池上彰

★★★☆☆役立った。
現代史パート2。イラク問題、北朝鮮、ミャンマーなど、現代の問題について、そのいきさつを解説。
ざっと概要を知るには、とてもいい本だった。

2010年7月2日金曜日

「ジェネラル・ルージュの伝説」海堂尊

★★★☆☆まあまあ。
緊急救命医速水の若いころの話。
ほかの作品でも出てくるジェネラル・ルージュの伝説がテーマ。
作者の年代記、自作へのコメントなども収録。

「告白」湊かなえ

★★★★☆面白かった。
中学校の女性教師が、退任の日、生徒に向かって、私の子どもはここにいる生徒に殺された、と告白する。
そこから、いびつな生徒たちの生活が始まる。
映画化の番宣を見て読んでみた。

「クレイジーボーイズ」楡周平

★★★★☆面白かった。
画期的な特許を発明した父が殺害された。
残された一人息子哲治は、真相の究明に挑むが、背後には巨大な利権が。

「密命・決戦前夜〈巻之二十三〉」佐伯泰英

★★★☆☆まあまあ
ようやく剣術大会の開催が見えてきた。
清之助、神保、いずれも最後の修行をする。

2010年6月16日水曜日

「パラオ攻略戦-機動戦士ガンダムUC(4)」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ面白かった。
第4巻。パラオに連れて行かれたバナージとガンダムを取り戻そうと、連邦軍が奇襲を掛ける。
そのときミネバは。マリーダの秘密も明かされる。

「子産(下)」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
反乱で命を落とした子国の跡を継ぎ、国政に携わることとなった子産は、改革を推し進める。
礼を外すことのない子産の姿を描く。

「子産(上)」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
春秋時代最高の知識人と言われる子産の生涯の話。
子産の父子国の話から始まる。背信を繰り返す鄭の国で、どのように信義を立てるのか。

2010年6月7日月曜日

「鹿男あをによし」万城目学

★★★★☆面白かった。
ドラマで少しだけ見たので、気になって購入。
奈良の女子高に2学期だけ赴任することになった主人公は、ある日鹿に話しかけられる。
「さあ、神無月だ。出番だよ先生。」
歴史の話がほどよく入っていて、面白かった。

2010年6月3日木曜日

「Windows-Mobile×BUSINESS-スマートフォン活用ガイド」佐野正弘

★★★☆☆ふつう。
E-mobileをどう使うかの参考にするため購入。
一通りのことは書いてあるか。

「つながる?つなげる!無線・有線LAN―Windows7-Vista-XP対応」山口祐輔ほか著

★★★☆☆わかりやすかった。
有線、無線LANについて、わかりやすく解説。

「そうだったのか-現代史」池上彰

★★★★☆面白かった。
第二次世界大戦以降の世界情勢については、よく知らないまま成人しているが、この本を読んで、ある程度イメージを持つことができた。
わかりやすい語り口でよかった。

「不毛地帯(4)」山崎豊子

★★★★★とても面白かった。
石油開発に関する国際入札で勝利しようとあらゆる手を尽くす壱岐。
衰えの見える大門、元副社長里井らとのぎくしゃくした関係に悩みを深める。
ラストがとてもよかった。

「不毛地帯(3)」山崎豊子

★★★★☆面白かった。
日本進出を狙う米自動車大手フォーク社を経営危機にある千代田自動車と結び付けようとする壱岐。
東京商事鮫島との苛烈な競争の日々を過ごす。

「不毛地帯(2)」山崎豊子

★★★★☆面白かった。
自衛隊でラッキード社製戦闘機が採用されるよう、力を尽くす壱岐。
国家のためと思いながら、手を汚してゆく自分に葛藤する。

「不毛地帯(1)」山崎豊子

★★★★☆面白かった。
テレビドラマを見て、久しぶりに読み返した。
時代は古いが、面白い。
第二次世界大戦時、大本営参謀であった壱岐は、シベリアでの抑留生活を経て帰国。
社長の大門に請われ、近畿商事に入社する。

「介子推」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
晋の文候(重耳)の流浪生活を陰から支え続けた介推の話。

「奇貨居くべし-天命篇」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
公子異人が秦の王となり、そのもとで呂不韋は、理想の政治を執り行おうと奔走する。
見事な采配を振るう呂不韋だが、王の突然の死がその前途を妨げる。

「奇貨居くべし-飛翔篇」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
秦の公子異人から、黄金の気が立つのを見た呂不韋は、一世一代の賭けに出る。

「奇貨居くべし-黄河篇」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
第三巻では、ついに一人で立つことになる呂不韋の姿を描く。
信用を武器に、巨商への道を進む。

「奇貨居くべし―火雲篇」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
有名な和氏の璧の事件にも関わり、見分を広げる呂不韋。
藺相如、孫子、孟嘗君の薫陶も受け、大きく成長する。

「奇貨居くべし―春風篇」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
秦の始皇帝の実父とも言われる呂不韋の話。
商人の子として生まれた呂不韋であるが、妾腹の子ということもあり、不遇であった。
ある時、黄金の山を探索する旅に出るが、その旅中で思わぬ宝物を拾う。

「沙中の回廊(下)」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
士会は、徐々に頭角を現してきたが、晋を離れ、秦に行かざるを得ない状況に追い込まれる。
このまま秦で過ごすのか、と思われたが、思いもよらず晋に戻ることに。
晋に戻った士会は、上卿となり、晋の命運を背負うことになる。

2010年5月31日月曜日

「沙中の回廊(上)」宮城谷昌光

★★★★☆面白かった。
春秋時代の晋の名将士会の一生を描く。
司法をつかさどる家に生まれたが、武芸に秀でた士会は、重耳の臣、先軫に見出される。

2010年4月30日金曜日

「最勝王〈下〉」服部真澄

★★★★☆面白かった。
唐から戻った空海だが、伊予親王が謀反の罪を着せられて亡くなってしまう。
四天王の一人となれ、と言われていた意味が、ラストに向けて明らかになる。
後半は面白かった。

「最勝王〈上〉」服部真澄

★★☆☆☆まあまあ。
空海の話。皇太弟の伊予親王に密かに仕えることとなった真魚。謎の男赤麻呂と共に、唐で流行しているという秘密教について探ろうと四国を旅する。

2010年4月28日水曜日

「マキアヴェッリ語録」塩野七生

★★★☆☆面白かった。
言わずと知れた有名人マキアヴェッリだが、その著作を読んだことはない。
作者独自の視点で、そのエッセンスを見ることができる。
時代は違うが、現代にも当てはめることはできるだろう。

「世界史未解決事件ファイル-「モナ・リサ贋作疑惑」から「アポロ11号着陸捏造疑惑」まで」日本博学倶楽部

★★★☆☆まあまあ面白かった。
世界の事件の裏側を探る。
タイタニックの話等、興味深かった。

「まとい大名」山本一力

★★★☆☆面白かった。
江戸の火消し徳太郎は、燃え広がる火事に身をささげて亡くなった。
その息子銑太郎は徳太郎の跡を継ぎ、同じく火消しに命をかける。
気持ちのよい男を書かせると非常にうまい。
ラストは若干腰砕け。

「赤い彗星-機動戦士ガンダムUC(3)」福井晴敏

★★★★☆面白かった。
続きもの。
思いがけずガンダムを操縦したバナージ。連邦軍の戦闘艦にガンダムごと収容される。
ラプラスの箱をめぐり繰り広げられる争い。
そこを「赤い彗星シャア」の再来、フル・フロンタルが急襲。バナージは再びガンダムに乗って出動する。

「管仲〈下〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
鮑叔とは敵同士の立場となった管仲。
鮑叔の主である公子小白に向かって矢を射るが、ベルトに当たって殺害できなかった。
斉の君主となった公子小白(桓公)に鮑叔は、管仲を宰相とするよう進言する。
宰相となった管仲は、桓公を覇者に押し上げる。

「管仲〈上〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
管仲と出会った鮑叔は、その異能に気付き、尊敬を失わない。
なかなか仕える人に恵まれない管仲だが、わかる人にはそのすごさがわかる。
やがて鮑叔に招かれて斉に行った管仲は、その才能の片鱗を見せる。

「孟嘗君(5)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
田文は、斉で嘗邑を与えられるが、斉を出て魏の宰相となった。
魏王の信頼は厚く、善政を続ける。
その後、請われて秦の宰相となるが、危うく命を奪われそうになるところを、食客らの働きで逃亡に成功する。
斉に戻った田文は、斉の宰相として、諸侯を束ね、秦を撃破する。

「孟嘗君(4)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
魏に勝利した田嬰らであるが、讒言で陥れられそうになる。
田文は、英傑の資質を見せ、田嬰の食客からも支持を得る。
商人として成功した白圭は、私費を投じて河川工事を進める。そこを訪れた田文は、洛巴という美女と惹かれあう。

「孟嘗君(3)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
孫子は、斉の将軍の客人となるが、その才能を生かす場を与えられない。
ある日、競馬で軍略を用いて将軍を勝たせたことをきっかけに、斉王の目にとまり、ついに孫子は斉の軍師となる。
孫子の下、斉軍は連戦連勝する。
田文はついに生母と再会。孫子の引き合わせで田嬰宅に戻る。

「孟嘗君(2)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
風洪の妹風麗の想い人は、公孫鞅であった。
秦に来た公孫鞅は、秦王の信任を得て、大改革を行う。
他方、武を捨てた風洪は、白圭と名を改め、商売の道を志す。
稀代の軍略家孫子を助けた白圭は、斉に仕官する孫子に田文を預ける。

「孟嘗君(1)」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
最近読む本がなくなり、読み返しが多い。
斉の田嬰の息子として出生した田文であるが、田嬰は誕生日が不吉であると田文を殺すよう生母に命じた。
生母はひそかに田文を使用人に託して逃がせたが、奇縁で風洪に育てられる。
1巻は、主に風洪を中心に物語が進む。

「太公望〈下〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
囚われの周公を助け出し、強国召と周との同盟を成立させた望。ついに乾坤一擲の大勝負に出る。

「太公望〈中〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
流浪の果てに弧竹に到達した望ら。そこで出会った謎の老人から、望は剣を習得する。
望の軍師としての才能が輝きを見せ始める。

「太公望〈上〉」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
商王に一族の大半を殺され、残ったのは「望」をはじめとする6人の子どものみであった。
商王を倒すと誓う望。生き延びるために苦難の流浪生活を送る。

2010年3月29日月曜日

「重耳(下)」宮城谷昌光

★★★★☆とても面白い。
重耳が、長い放浪の末、遂に晋の君主になる道を進み始める。

「重耳(中)」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
称を継いだ詭諸は、驪姫に溺れて晋の国はガタガタに。
兄申生は、父に歯向かうことなく自死を選ぶ。
重耳は、弧に亡命。苦難の日々が続く。

「重耳(上)」宮城谷昌光

★★★★☆面白い。
好きな作家。
春秋五覇の一人晋の文公の話。
上巻は、その祖父の称の話が主。晋の分家曲沃の君主である称は、いつの日か晋の正当な主となろうと奮闘する。

「風魔-下」宮本昌孝

★★★★★とても面白かった。
徳川の世となることはほぼ決まった。そのような中、徳川の柳生は執拗に風間潰しにかかる。
小太郎らはそれを乗り切れるのか。
ラストも面白かった。

「風魔-中」宮本昌孝

★★★★★とても面白い。
一気に読んだ。
北条滅亡後、氏姫のためにしか働かず、普段は農民として暮らす小太郎と風間の一族。
しかし、最強の忍び集団を、周囲は放っておかず、服部半蔵等々との間で暗闘を余儀なくされる。

「風魔-上」宮本昌孝

★★★★☆とても面白い。
風間の小太郎を中心に、戦国末期から江戸初期までを描く。
北条に仕える風間一族だが、豊臣、徳川が勢力を伸ばす中、忍び同士の激しい闘争を繰り返す。
無類の強さを誇る小太郎だが、独特の感性で時代をくぐりぬけていく。

「清水次郎長―幕末維新と博徒の世界」高橋敏

★★★☆☆面白かった。
清水の次郎長、森の石松・・・。聞いたことはあるが、よくは知らない。
それが歴史的な資料を追う形で検証されている。

「狼花―新宿鮫〈9〉」大沢在昌

★★★☆☆まあまあ面白かった。
新宿鮫第9巻。東京で外国人グループによる麻薬事件が横行していた。
それを探る中で、盗品売買を扱う業者に行きあたる。
行方の知れなかった仙田も登場。
キャリアの香田は、日本の暴力団の力を借りて、外国人グループの台頭を抑えようと画策する。

2010年3月19日金曜日

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ4〉」夢枕獏

★★★★★とても面白かった。
空海は、楊貴妃ゆかりの地で酒宴を開く。遂にすべての謎は解ける。
とても読み応えのある作品だった。

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ3〉」夢枕獏

★★★★☆面白かった。
話はますます佳境に。遂に皇帝の周辺に異変が起こり、清流寺の恵果が出動する。
空海は、さらに楊貴妃の死の秘密に迫っていく。

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ2〉」夢枕獏

★★★★☆面白かった。
長安で起こる奇怪な出来事を追っていくと、安録山の乱の際に楊貴妃が殺害された出来事に行きあたる。
空海は、馬嵬駅にある楊貴妃の墓を訪れる。

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉」夢枕獏

★★★★☆面白かった。
ようやく文庫化されたので購入。
密を手に入れようと唐に渡った空海は、奇怪な出来事に巻き込まれる。
その謎に迫るうちに、空海は唐王朝の秘話に近づいてゆく。
空海と逸勢のコンビは、陰陽師を彷彿とさせる。

「ユニコーンの日-下-機動戦士ガンダムUC-2」福井晴敏

★★★★☆面白かった。
バナージは、広がる戦火の中、オードリーを助けようと奮闘する。
その最中、バナージの前に角のあるガンダムが。
次巻以降に期待が持てる。

「ユニコーンの日-上-機動戦士ガンダムUC-1」福井晴敏

★★★☆☆まあまあ面白かった。
ガンダムシリーズ。
スペースコロニーに住むバナージは、ある日オードリーと名乗る不思議な少女に出会う。
ラプラスの箱とは何か。それをめぐって各勢力が衝突する。

2010年2月8日月曜日

「銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件-」塩野七生

★★★★☆面白かった。
緋色のヴェネツィアの続き。
謹慎中のマルコは、フィレンツェに旅行に訪れた。
フィレンツェは、スペイン王室を後ろ盾とする横暴な公爵の支配下にあった。そこで起こった一つの殺人事件から、事態が動き始める。
オリンピアとも再会。

「緋色のヴェネツィア―聖-サン-マルコ殺人事件-」塩野七生

★★★★☆面白かった。
読む本がなく、久々に読み返したが、面白かった。
ヴェネツィアの名門貴族の当主マルコ・ダンドロが、緊迫する対トルコ外交で暗躍する。

2010年2月7日日曜日

「剣客春秋―初孫お花」鳥羽亮

★★★☆☆ふつう
続きもの。
娘の懐妊に喜ぶ剣客藤兵衛。
折しも依頼された高垣藩指南役に高弟の高森を推挙する。
ところが、高垣藩に絡む門弟が次々と惨殺される。
高垣藩の内紛にいやおうなく巻き込まれながら、弟子たちの仇を討とうと藤兵衛らが活躍する。


2010年1月22日金曜日

「聖灰の暗号〈下〉」帚木蓬生

★★★★☆とても面白かった。
虐殺に立ち会った修道士によって遺されたカタリ派についての資料探しをする主人公ら。
危険な目に遭遇しながらも、遺されたヒントを頼りに資料に近づいていく。

「聖灰の暗号〈上〉」帚木蓬生

★★★★☆面白い。
この作者も医者。
フランスに留学に来た日本人の歴史学者が、ローマキリスト教から異端視され、虐殺されたカタリ派について、片田舎の図書館で調査していたところ、思いがけない発見をする。
さっそく学会で発表するが、それから主人公の近くで不審な出来事が起こるようになる。

2010年1月18日月曜日

「イノセント・ゲリラの祝祭-下」海堂尊

★★★★☆とても面白かった。
厚労省で繰り広げられる論戦になぜか田口医師が参加。
白鳥他個性的な面々がそれぞれの思惑でぶつかり合う。
最後は続編に含みを持たせた終わり方だった。

「イノセント・ゲリラの祝祭-上」海堂尊

★★★★☆とても面白かった。
チームバチスタから続くシリーズの最新刊。
舞台は主に厚労省。死亡時の画像診断に関する話。
話にスピード感があって、引き込まれる。

「陰陽師―夜光杯ノ巻」夢枕獏

★★★★☆面白かった。
シリーズ物の短編集。
動植物に関する話が多かった。

2010年1月16日土曜日

「剣客同心〈下〉」鳥羽亮

★★★★☆面白かった。
事件を追う隼人だが、刺客に襲われる。その刺客は、父を切った者であった。
上司らから事件をもみ消そうという圧力を受けながらも事件の真相に迫る隼人。
手下を殺されながらも、事件の真相解明と父のかたき討ちに挑む。

「剣客同心〈上〉」鳥羽亮

★★★★☆面白かった。
シリーズ物の主人公若き日のエピソード。
初めて読んだが、話の筋がしっかりしていて面白かった。
八丁堀同心の息子長月隼人。ある日、事件を追っていた父親が惨殺される。
父の後を継いで八丁堀同心となった隼人は、上司らの妨害にも負けずに父の事件を追う。

「晏子〈第4巻〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
斉の国では、権力争いが激しさを増す。
そのような中で晏嬰だけが礼を外さない。
権力争いも集結し、ついに晏嬰が国政の中心となる時が来た。

「晏子〈第3巻〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白い。
晏弱が亡くなる。壮絶な喪に服す晏嬰。
斉の国が存亡の危機を迎える中、晏嬰の声望は高まっていく。

「晏子〈第2巻〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白い。
晏弱は、斉の君主霊公の信頼を得、斉国念願の來国併吞に臨む。
晏弱は、誰も想到しない方法で勝利を得る。

「晏子〈第1巻〉」宮城谷昌光

★★★★★とても面白かった。
最近、新しい本を買っておらず、読み返した。
中国春秋時代、斉の晏弱、晏嬰父子の一生を描いた作品。
斉の大夫晏弱は、戻ってこれる可能性のない会盟から堂々の帰還を果たす。